便秘の原因

便秘といっても、その原因にはさまざまあります。では、どのようなことが原因で便秘になるのでしょうか。主な原因は5つあります。1つめは食物繊維不足です。食物繊維には、便のカサを増やす、善玉菌のエサになり腸内環境を整える、大腸の蠕動運動を促す、有害物質を吸着するといった働きがあります。以前は食物繊維は不要なものと考えられていましたが、現在は第6の栄養素ともいわれています。食物繊維の1日の摂取目標量は、成人男性19g以上、成人女性17g以上ですが、実際の平均摂取量はそれを大きく下回ります。食物繊維が足りないと、腸の動きが鈍くなってしまいます。

2つめは水分不足です。便の水分が少ないと、便が固くなって排便が難しくなります。便秘が長期間続くと、便の水分が奪われてますます便が固くなり、悪循環になります。3つめは運動不足です。運動には排泄に必要な筋肉を鍛える働きと、自律神経を整える働きがあります。運動不足になると、腸のぜん動運動が鈍くなってしまったり、自律神経のバランスが崩れて排泄に影響ができます。

4つめはストレスです。腸のぜん動運動は、リラックスしているときに活発になります。ストレスを感じていると腸が過敏に反応をして、便の肛門への移動がスムーズに行われなくなります。5つめは腸内環境の悪化です。腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がすみついていて、バランスが保たれています。悪玉菌が増えてこのバランスが崩れ腸内環境が悪化すると、腸の働きが鈍くなり、便秘となります。