3月 13, 2017

オリゴ糖に便秘改善の効果があるのはなぜでしょうか?オリゴ糖は胃や小腸で消化されにくい性質があり、消化されずに大腸に届いて善玉菌のエサになる働きがあります。善玉菌のエサになりますが、悪玉菌のエサにはなりません。オリゴ糖で善玉菌が増加すると、善玉菌によって乳酸や酢酸などが作りだされて腸内が酸性になります。悪玉菌は腸内が酸性になることはすみにくいので悪玉菌の数は減り、腸内環境が改善されます。

腸内環境が改善されると、大腸のぜん動運動がスムーズになります。オリゴ糖には便秘改善以外の働きもあります。便秘になると肌荒れが悪化した経験がありませんか。

便秘のときには腸内で悪玉菌が増えていて、悪玉菌が作り出す有害物質が増えています。有害物質は腸から吸収されて血液に入り込み肌に刺激を与えます。そして、ニキビや肌荒れなどを起こしてしまうのです。オリゴ糖により腸内環境が改善されると、悪玉菌が作り出す有害物質が減り、肌荒れの解消が期待できます。オリゴ糖は低カロリーな甘味料です。砂糖1gは4kcalほどですが、オリゴ糖1gは2~4kcalです。若干オリゴ糖の方がカロリーが低く、砂糖の代わりとして使用すれば、摂取カロリーを抑えることができます。ただし、カロリーが全くないわけではないので摂取量に気をつけましょう。

便秘の原因を知って、その原因にあった対処をすることが大切ですが、便秘の原因が複数あったり、食生活を見直したり運動をしたり急に生活を変えるのは大変だと思います。どんな原因の場合でもおすすめなことは、オリゴ糖を摂取することです。オリゴ糖とは、単糖が2個から数十個つながった糖類のことです。「オリゴ」にはギリシャ語で「少ない」という意味があります。

オリゴ糖には20種類ほどあり、便秘解消に効果が期待できる主なものには、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ビートオリゴ糖、キシロオリゴ糖などがあります。フラクトオリゴ糖はゴボウ、たまねぎ、アスパラガスなどに多く含まれていて、大豆オリゴ糖は、その名の通り大豆に多く含まれています。

食品から摂取することができますが、便秘解消が期待できる量を食品からだけで摂取することは難しいです。そのため、オリゴ糖のシロップや粉末を利用することがおすすめです。選ぶときはオリゴ糖の純度を確認してください。純度が高いほど便秘改善が期待できます。オリゴ糖の中には熱に強い種類があるので、砂糖の代わりにお菓子や料理に使用したり、コーヒーやココアなどの甘味付けにも利用できます。ヨーグルトにオリゴ糖を混ぜて食べれば、乳酸菌による腸内環境改善も期待できます。

便秘になったら薬を飲めばいい、と思っている方はいませんか?たしかに、薬を飲むとスッキリするかもしれません。しかし、薬を長期間服用し続けていると、次第に耐性ができて自然排便が難しくなります。そのため、日常生活の見直しをして、予防を改善することが大切です。便秘の原因によって予防方法や改善方法は違うので、自分の便秘の原因が何かを考えてみましょう。

外食や加工食品を食べる機会が多い方は、食物繊維が不足している可能性があります。野菜や果物、海藻、きのこ、豆類などに食物繊維が多く含まれているので、これらを意識して食べてみましょう。便がカチカチな方は、水分をこまめに摂ることがおすすめです。しかし、冷たい飲み物はお腹を冷やして腸の働きを鈍くするので、白湯やハーブティーなど温かいものがよいでしょう。1日1.5~2Lが目安です。

デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢で仕事をしている方は運動不足の可能性があります。一駅分歩く、階段を使うなど、できることから初めてみましょう。おならが臭い場合は、腸内環境が悪化している可能性があります。善玉菌優勢の場合はおならは臭くなく、臭い原因は悪玉菌が作り出すインドールやスカトールといった有害物質が原因です。ヨーグルト、味噌、漬物などの発酵食品が腸内環境を改善します。

便秘といっても、その原因にはさまざまあります。では、どのようなことが原因で便秘になるのでしょうか。主な原因は5つあります。1つめは食物繊維不足です。食物繊維には、便のカサを増やす、善玉菌のエサになり腸内環境を整える、大腸の蠕動運動を促す、有害物質を吸着するといった働きがあります。以前は食物繊維は不要なものと考えられていましたが、現在は第6の栄養素ともいわれています。食物繊維の1日の摂取目標量は、成人男性19g以上、成人女性17g以上ですが、実際の平均摂取量はそれを大きく下回ります。食物繊維が足りないと、腸の動きが鈍くなってしまいます。

2つめは水分不足です。便の水分が少ないと、便が固くなって排便が難しくなります。便秘が長期間続くと、便の水分が奪われてますます便が固くなり、悪循環になります。3つめは運動不足です。運動には排泄に必要な筋肉を鍛える働きと、自律神経を整える働きがあります。運動不足になると、腸のぜん動運動が鈍くなってしまったり、自律神経のバランスが崩れて排泄に影響ができます。

4つめはストレスです。腸のぜん動運動は、リラックスしているときに活発になります。ストレスを感じていると腸が過敏に反応をして、便の肛門への移動がスムーズに行われなくなります。5つめは腸内環境の悪化です。腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がすみついていて、バランスが保たれています。悪玉菌が増えてこのバランスが崩れ腸内環境が悪化すると、腸の働きが鈍くなり、便秘となります。